So-net無料ブログ作成
検索選択

今さらですが「The 3rd Birthday」も買っちゃってました^^; [プレイ日記]

前回は4年前にリリースされたゲームソフトを紹介しましたが、今回は1年前に発売されたゲームソフトです。
本来はPSP用タイトルなのですが、せっかくPlayStation Vita(VITA)を買ったのですし&VITAの稼働時間が意外に長いことを識れたので、年末年始の帰省中は殆どVITAでコレをプレイしていました。


読書好きな方・映画好きな方・そして初代PlayStationで遊んでいた方のなかには、「パラサイト・イヴ」というタイトルをご記憶の方も居られるでしょう。
もともとは瀬名秀明氏のデビュー作となったSFホラー小説で、「リング」に端を発したジャパニーズホラーブームの前に制作されたこともあり興業者がホラー映画の集客力に懐疑的だったのかフジテレビとの共同制作であるが故に地上波放送を踏まえて演出をマイルドに抑えられてしまったのか←歪なファンタジーと化してしまった映画版を経て、当時 飛ぶ鳥を落とす勢いだった旧スクエアが「シネマチックRPG」と銘打ってリリースしたPlayStation用ゲームソフトのタイトルです。

オリジナル小説を3年前の事故として扱った上で基幹設定のみを引用し登場人物や舞台を大幅に刷新することでそのストーリー上の制約から解放されたゲームソフトはその後 続編となる「パラサイト・イヴ2」もリリースされるほどヒットしており、今回紹介する「The 3rd Birthday」は、その11年ぶりにリリースされた続編です。(公式サイトはコチラから)

私は前作・前々作はもちろんのこと原作小説も楽しませていただいた(←映画はガッカリでしたA^^;)ファンであり、本作もとうぜん購入候補に挙げていたのですが、如何せんタイミングが悪過ぎたために、発売当時には購入できずにおりました。
…で一段落ついて「さて次は」となったタイミングでPlayStationストアを覘くと昨12月22日に価格改訂があると告知されており、結局 発売から1年後の購入となった次第です。


さてそうしてプレイ開始した「The 3rd Birthday」ですが、まずはその映像の美しさが目立ちます。
もはやスクエア(・エニックス)作品ではお約束と化しているプリレンダリング映像の美しさも然り、PSPが描き出すリアルタイムレンダリング映像も充分に美しいです。
主人公であるアヤ・ブレア単体に注目して見ると←キャラクター1体に割かれているポリゴン数をかなり抑えられていることが判りますが、本作の戦闘シーンが敵味方入混じった乱戦であることを思えば、斯様なポリゴン割りをされたのも納得で、むしろそんな厳しい条件でも粗さを感じさせないセンスの良さが光っているのです。

しかもこのアヤですが、ダメージを受ける度に衣装が破け落ちていくという凝った演出が為されています。
さすがにポリゴンキャラクターに欲情することはありませんが、「どこまで脱げるの?」と別の興味が湧いてしまいましたw←結論から申しますと、各衣裳とも初期段階を含め全3段階のグラフィックが用意されているようです。
武器をカスタマイズできたり経験に応じてアヤのパラメータを組み替えることが出来たりとバックグラウンドで凝ったことをしている上に、武器を持ち替える度にグラフィックやポーズも変わりますし衣装によってはアヤが色々と勝手に呟くようになってみたり、限られたワークメモリのなかによくもまぁココまで積み込めたものです。



さて肝心のゲーム内容ですが、アヤだけが持つとされる特殊能力「オーバーダイブ」が、ストーリーに於いてもゲームシステムに於いても胆になっています。
「オーバーダイブ」とは自分の精神を他人に送り込むことで自分の身体のように扱える能力のことで、ゲーム中でプレイヤーはアヤと共に時空を超えて次々と他人の身体を渡り歩くことになります。
例えば
・例えば重要拠点の陥落や仲間の殉職など→既に起きてしまったことによって生じた不利益を回避し有利な状況に持ち込むために過去に飛ぶことが、アヤの所属するCTIの目的です。
その先では
・瓦礫や崩壊などに遮られて行けない先にいる他人に乗り移ることで障害を突破してみたり、
・本来なら即死級の重傷を負ったとしても、そのフロアにいる別の他人に移ることでゲームオーバーを回避できますし、
逆に
・ダメージを負った兵士に乗り移ることで、アヤの治癒能力によってその兵士のダメージを回復することもできます。
・兵士たちは各々異なる兵器を装備しており、そこに乗り移ったアヤは、自分が携行している武器3種に加えその兵士の装備も扱えてしまいます
…という、便利な能力な訳です。

しかしプレイヤーにただ徒に権限を与えるだけでは簡単過ぎて退屈なゲームになってしまいますからね。
その便利さ故に特定の兵器でないと一切ダメージを受けないモンスターや回避不可能(or即死級)な攻撃をしてくるモンスターなどが登場することになってしまい、通常のTPSのような戦い方だと理不尽に感じられるレベルの高難度にゲームバランスを調整されてしまっています。

実際 私は難易度NORMALで始めたものの(恥ずかしながら←)早くもEpisode1の後半で挫折を味わい、屈辱感に苛まれながらEASYで始め直しましたorz

でも、「そんなに難しいんじゃ…」と敬遠しようとしたアナタ。大丈夫です。
確かに普通のTPSのようにプレイすると理不尽さに怒りを覚えるような創りですが、上述した「オーバーダイブ」を理解できた途端に爽快感タップリなガンシューティングに変貌しますから!
現在 私は難易度HARDのさらに上位にあたるDEADRY(隠しモード)で4周目をプレイ中ですが、クリア後に解放されたチートモードの恩恵もあってA^^;どぅにか生き残れています。

そぅそぅ「4周目」と述べた理由ですが、まずは難易度EASYに格下げさせられた悔しさから、クリアデータを引き継いだNORMALで2周目に挑んだんですね。
そしたらそのエンドロールの後に追加ムービーが流されたのです。
他にも、上述した通り新たな難易度は解放されるわ&「チートモード」為るプレイ補助&拘束プレイモードは解放されるわ、そしてアヤの隠し衣装は解放されるわetc.&etc.で、「The 3rd Birthday」は幾度も周回することで新たなモードが解放される仕様であることが判ったのです。
私は本来あまり周回プレイするタイプではないのですが、さすがに(オマケとはいえ→)未解放のストーリーが在るとなれば話は別です(←見事 制作者の術中にハメられているとも申せますがw)。


それからネタバレ回避のため敢えて詳細は避けますが、シリーズファンとして、本編のラストシーンはかなり衝撃的でした。
思い返してみれば前作&前々作のアヤには凛とした芯の強さがあったのに対し、本作の「アヤ」は受動的と申しますか否応なく置かれた自分の立場に抗うことなく翻弄されている感じで、その表情や所作にも可弱さが目立つ気がしたのは、ラストシーンで明かされる衝撃的な事実によるものだったのです。
もっとも初回プレイ中は、前作&前々作は現在と較べるとかなり表現力に劣った時代の作品でしたから無表情なキャラクターに対して私が勝手に芯の強さを感じていただけの可能性もあり、或いはその後に触れた似たような境遇の女性キャラクターと混同し記憶の底で異なる性格を与えてしまっていた可能性もあった訳で、現在感じている違和感は自分の勘違いであるものだと思い込んでおりました;
しかしラストシーンを経たことで自分の記憶が合っていたことを知れ、そして納得できました。
やっぱりアヤは、悲しいほどに芯の強い女性でした。

スタッフ談によると評判(≒売上げ)次第では更なるシリーズ展開もあり得るとのことですが、でもあのラストシーンを思うと、下手に話を続けない方が、彼女のためには良いのではないかとも思います。
もしもシリーズ展開するとしても、同システムを用いた別ストーリーにしてしまった方が良いでしょうね。

…もっとも、「アヤ」が本作の魅力の一翼を担っているのも紛れもない事実であり、VITAやPlayStation3或いはその次世代機が描き出す贅沢なグラフィックの「アヤ」も見てみたい気はしますけれど…;
メッセージを送る