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「GODS OF EGYPT」 [(ネタバレ注意) プレイ日記]

キング・オブ・エジプト」を見てきました。
原題「GODS OF EGYPT」を直訳すると「エジプトの神々」となるところですが、敢えてその神々を支配者層と捉えて改題された様子ですね。
内容としては古代エジプト王朝の統一戦争を題材としているようで、その争いを神々が演じたことになっています。
本作は古代エジプトが舞台であるにも拘らず主な演者が白人に占められていると差別論者が食付いたために、本国じゃかなりの論争を生んだそうですね。←私の眼に少なくとも主演女優(2人ともかなり魅力的!)はアラブ人ぽく見えたのですが…。
(C)2016 Summit Entertainment
でも演者の人種を咎めるのなら、そもそも当時のエジプトがあそこまで発展していたとは思えませんし、神通力を使う支配者だって非現実的ですし、みんな揃って英語を喋ってるのだって現実から乖離してますよね!
むしろ本作はファンタジーとして受入れるべきで、ファンタジーに現実を持込む方がおかしいと思います。


さてその演者ですが、正直なところ私は「300」以来のジェラルド・バトラーと「PIRATES OF CARIBBERN」以来のジェフリー・ラッシュそして「MAD MAX: FURY ROAD」に引続き健康的なお色気を振りまいてくれたコートニー・イートンを除けば馴染みのない演者ばかりでしたし、アレックス・プロヤス監督も言われてみれば何本か見てますが敢えて名指しで見に行くような監督ではありません。
その観点から申しますと演者や監督の名前だけで観客動員を期待できるような作品ではありませんし、TV-CMや劇場ポスターでしか見ていなかったとしたら、私自身 見に行こうとは思わなかったかも知れません。逆に申しますと、劇場で見た予告に惹かれたからこそ見に行った作品だと申せます。

その観点から申しますと日頃劇場に足を運んでいる映画ファンが目を付けるような紹介のされ方だったのですが、その先がよろしくありません。
今回 見に行くのに際して各劇場を確認したのですが、都心でさえ3Dで見れるのは吹替版のみ。しかも主人公の声は顔が出ないのにジャニーズあのMX4D上映という私にとっては悪夢のような組合せしかなく、原語で楽しめるのは通常版しか上映されてませんでした。
そして今回は時間の都合もあっていつもと違う劇場に赴いたのですが、そこはビスタサイズのスクリーンにシネマスコープをレターボックス投影してくれちゃってたのです。
そりゃ地味な演者・マイナー(?)な監督に加え本国でバッシングされている映画ですからジャニーズの神通力に縋りたくなる気持ちも解らないでもないですが、でも「キング・オブ・エジプト」のような作品は劇場の大スクリーンでこそ映える作品なのに、その酷い扱いに本気で勿体なく思えました。
こんなこと続けてたら劇場離れがますます進んじゃうんじゃないでしょうかね?運営者には映画ファンの立場に立った改善をぜひご検討いただきたいです。


…気を取り直して本題に戻りましょう;

さて冒頭でも述べました通り、本作は原題「GODS OF EGYPT(≒エジプトの神々)」を敢えて「キング・オブ・エジプト(≒エジプトの王)」と翻訳されています。
これは他国の神話にもよくある話で、その国の支配者を神または神の子孫とすることで権威を与え、信仰心を治世に利用してきた歴史に基いていると受入れれば納得できます。
日本だって皇族は「日本書紀」や「古事記」に登場する神様の子孫ということになっていますし、東照宮に祀られている徳川家康を指す東照大権現の「権現」は神仏のことを指しています。←つまり神仏の化身である家康公の子孫である歴代将軍は神仏の子孫であるということになりますね。
従ってその論法でいくと、「GODS OF EGYPT」も「キング・オブ・エジプト」も同じ意味であるということになります。

「キング・オブ・エジプト」に登場する王族は神で神通力を持っており、また庶民より明らかに巨躯なのですが、これはギリシア神話ローマ神話に登場する神々ティーターン(≒タイタン)が巨大なものを意味しているのに通じますね。
神通力はまだしも大きさは力の象徴でもありましたから、巨躯を支配者の象徴として演出されていたようです。
(C)2016 Summit Entertainment
この発想は如何にも欧米的で、大航海時代に東征して以来 大柄な西洋人が小柄な現地人を見下していた根拠もその体格差によるものだったのかも知れませんね。


さてでは「キング・オブ・エジプト」は巨躯の支配者たちが権力闘争する話なのかと申しますと、ハズレではないですが正解でもありません。
「キング・オブ・エジプト」の主人公は、ポスターでは目立たず直上に貼った写真では首を締め上げられている小男の方なのです。
圧倒的な支配力を誇る暴君の圧政から解放され恋人と安穏な生活を求める庶民←と云うかコソドロが、自分よりも圧倒的に強い神を鼓舞し、神々に囲まれて大活躍する冒険活劇なのです。
その観点から申しますとまるで子供の頃から幾度となく見てきたアニメを思い起こすように使い古されたプロットではあるのですが、正直に申しまして、私が数年来見てきた映画のなかで屈指に楽しめる作品でした。超オススメです!
本来なら2度3度と劇場に足を運びたいところなのですが、残念ながら日本では原語&3Dで見ることができないので、次はBD3Dでソフトがリリースされたら予約してでも入手しようと思ってます。
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